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広島逓信病院旧外来棟 [近代建築]

広島に帰った際に、白島方面に用事があったので、広島逓信病院の旧外来棟を見てきた。

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この建物は被爆建物で、現在は被爆資料館となっている。

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1935年に建てられた、モダニズム建築。
鉄筋コンクリート製の建物だったため、爆心地から1.4kmの距離であったが、倒壊は免れた。

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爆心地から2km圏内で残った病院は、ここと赤十字病院だけで、
被爆後の医療拠点としてフル稼働したいう。

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資料室は、病院の管理室で見学の旨を伝えれば開けてくれるらしいが、
今回は外観見学だけとした。

こちらには広島駅から歩いて行けなくはないが、路面電車でいくと楽。
まずは八丁堀で一旦降りて、白島線に乗り換える。
八丁堀からでも歩いて10分程度なんで、お好みで。
自分は、行きは歩きで、帰りは路面電車で広島駅まで帰りました。

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八丁堀駅で見た1900形。旧京都市電で活躍してた車両。

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帰りに乗った900形。こちらは大阪市電の車両。
広島市内を走る路面電車はバラエティに富んでいて、見てて楽しいよ。

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PASPYとICOKAしか使えなかったのに、いつの間にか、ほぼすべての交通カードが使えるようになってた。
早速PASMO使ったよ。


タグ:広島
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台湾の古都台南巡り③ [城]

台南2日目午後

安平地区から一旦ホテルに戻り、一休みして台南駅の西側エリアを歩いて、いろいろ巡ってきました。

忠義路一段を歩きます。

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鄭成功祖廟。
屋根の上にある、頭が龍で体が魚の生き物は、龍の子供の螭吻(チフン)ですかね。
日本でいうところのシャチホコ。

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林百貨。
日本人の林方一が1932年に創業したデパート。
2014年に修築され、いまでも現役バリバリである。

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その向かいにある、土地銀行台南支店の建物。
旧日本勧業銀行台南支店。RC製のアメリカンボザール様式でしょうかね。

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台南地方法院。
1912年に台南地方裁判所として建てられたバロック様式の建物。
中は建物と裁判所の資料館になっている。

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ドーム下のエントランス部分。
非常に重厚な内装。

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留置場もあり、実際に中に入れる。
みんな中に入ってはしゃいでいた。

台湾府城大南門に向かって歩きます。
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台湾府城大南門。

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こちらの門は桝形門のようになっている。
城門は14あったらしいが、このような防除空間のある門はここだけとのことだ。

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大南門の公園内にある台南放送局の建物。
戦前のラジオ放送局で、1932年竣工。

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入場無料。放送機材が展示してあった。
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2階の畳の部屋に、民族衣装が並んでいたが、意味は不明。

次に向かったのは、大南公園から10分程度歩いたところにある、延平郡王祠。

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1874年に創建された、鄭成功を祀る廟。
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笠木の無い鳥居は、戦前に開山神社となっていた名残。
これまで回ってきたところにあった売店では常に売り切れだった、鄭成功チップスがここでは売っていたので2袋購入。土産としてあげたので、味はわかりません。。。。

孔子廟に向けて歩きます。
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孔子廟の東門の前にある府中街。

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通り自体は短いが、インスタ映えしそうなお洒落な店やレトロなお店が多い。

道を渡って、孔子廟へ。
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中では演奏会が行われおり、非常に賑やかだった。
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1665年に創建された、台湾最古の孔子廟。
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手前にいた団体に、ガイドさんが上を指さして何か説明していたので、とりあえず撮った写真。
清朝皇帝8代の額と中華民国歴代総統5つの額らしい。
一番右の「有教無類」は蒋介石のもの。

文廟のエリアだけ有料で、このエリアを一通り見たので出ようとしたら、ガイドのおばちゃんに声を掛けられた。こちらが「?」って感じでいると、日本人とわかったらしく、片言な日本語を話し始めた。
話は、アレ見た?といろいろと聞かれたが、言われたところはすべて見ていたので、
「見たよ」と答えていたら、

ここには来たのは何回目?と聞かれたので、初めてと答えたら、ビックリされた。
その後は孔子廟だけでなく、他のところに行ったかと聞かれたので、行ったところの説明と感想をいってたら、台南は何回目?と聞かれたので、初めてと答えたら、まだビックリされた。

そのうち、昭和天皇が訪問された時の写真が展示したあるのを見た?と聞かれたので、
「それは見落としたのか、見てないですね」と答えると、じゃあ見に行こうと連れてってくれました。
そのほか、いろいろなことを教えて頂いて、今度台南来たときは美味しいお店に連れてってあげるから連絡しなと、名刺をいただいて別れました。

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孔子廟の西側にある、武徳殿。
1936年に建てられた武道場で、戦後は小学校の施設として使われて現在まで至っている。
日本でもここまで大きな戦前の武道場は無いのではと思う。
訪問した際も、中から剣道の竹刀の音が鳴り響いていたよ。

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武徳殿の向かいにあるのが、1925年に建てられた台南山林事務所。
現在は葉石濤文學紀念館となっている。

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1916年に建てられた台南州庁舎。
戦後は、中華民国空軍司令部、台南市政府庁舎として使われ、現在は国立台湾文学館。

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国立台湾文学館の前の台南消防局。
1938年に警察との合同庁舎として建てられたもの。
残念ながら、現在は修築中でした。

この後は、ホテルに戻って、ちょっと休憩でテレビを見てたら寝落ちして夜の10時でした。
神農老街に行こうと思ってたが、連日の歩きで疲れたので、シャワー浴びて寝ました。

次の日は帰るだけなので、遅めに起きて、ホテルで朝食を取る。
その後、高鐵台南駅へ向かい、桃園までの新幹線チケットを購入。
希望の時間のチケットが満席が取れなかったので、時間つぶしに、駅のスタバでまったりした。
桃園駅からは、MRTで機場第一航廈(第1ターミナル)駅へ。

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チェックインまで昼飯を食べたりして、時間をすごして帰国しました。
タグ:台湾
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台湾の古都台南巡り② [城]

台南2日目
ホテルで朝食をとる。

午前中は、郊外の安平地区へ向かうべく、フロントでタクシーを呼んでもらった。
安平古堡までは10分位で到着。
タクシーから降りたころから小雨が降りだしたので、向かいのファミマで折畳み傘を購入した。
晴れ男の自分にしては珍しい。。。のだが、安平古堡を回った頃には雨は止んだ。

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安平古堡(アンピングーパオ)
元は、オランダが東アジア貿易の中心として1633年に築いたゼーランディア城。
1662年に中原反攻の拠点とすべく、明朝の鄭成功が侵攻し、オランダを台湾から駆逐し、その後の鄭政権がここで政治を行っていた。
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オランダ時代には、稜堡式の内郭と四角の外郭が一部重なるような縄張りだった。
今の展望台が建っているところが内郭。

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外郭の外壁が一部残っている。
廃墟感満載で、いい意味で怪しげ。

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安平古堡の隣に建っている、安平開台天后宮。
台湾最古の媽祖廟。
媽祖は航海、漁業の安全を司る神。日本でいうところの宗像神社や厳島神社の宗像三女神ですかね。

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安平古堡から北へ5分くらい歩いたところにある、徳記洋行。
イギリス人が作った貿易会社の建物。

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徳記洋行の裏にある倉庫の安平樹屋。
ガジュマルに覆われて、ほとんど廃墟だが、観光資源としてしっかりと活躍中だ。

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徳記洋行に行く途中にあった、おしゃれな古民家カフェのStayCafe。
石碑から推測すると、三菱商事関係の建物だったのだろうか。

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StayCafe向かいの、ちょっと派手な鄭成功像。

ここから海岸線沿いに南下します。
するとレンガの構造物が見えてくる。

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1840年にアヘン戦争時に台湾防衛の為に造られた安平小砲台。

安平古堡から南に歩くと、三級古積の妙壽宮がある。
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庇部分が何とも無粋ですね。

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ここから橋を渡って、億載金城に向けてひたすら歩く。
余裕で歩いて行けると思ったら、なかなか到着せず、バスで行けば良かったと後悔したよ。
案内板のマップは、かなりデフォルメされています。

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途中で、林黙娘公園の巨大媽祖像を見る。
林黙娘とは、媽祖の本名らしい。

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公園の隅にある台湾成功号。
鄭成功時代の復元船なのかわかりませんが、微妙に寂しい展示でした。

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公園から5分くらい歩いたところに停泊している、元アメリカ海軍の駆逐艦サースフィールド。
77年に退役し、その後台湾で「徳陽」として2005年まで現役で、2度目の退役後は、ここで観光艦となっている。

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徳陽艦の道路挟んだ向かいに億載金城がある。
ただ、入口である正門は真逆の位置なので、ひたすら歩く。
林黙娘公園にさしかかった辺りから、タクシーの姿を全く見ないので、ちょっと焦る。
というのも、市内へ戻るのにタクシーを使う予定だったからだ。

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入口に到着。50NTDを払って入城します。
築城の際、レンガは退廃していた安平古堡から運ばれてきたとのこと。

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1874年の日本の台湾進攻のときに、安平の海防強化の為に造られた稜堡式の砲台。
フランス技師が設計したとのことだが、海防の砲台としては、稜堡式砲台は時代遅れな築城だと思う。

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口径25.4mmのアームストロング砲のレプリカ。
すごくインパクトあり。そして子供もはしゃいで遊びまくっている。
やっぱ砲が設置してあると、様になるな~

市内に戻ろうとするが、タクシーの姿がない。来ない。
駐車場を整理しているおはさんに、英語で台南駅行のバス停の場所を聞いたら、親切に教えてくれました。ただ、おばさんは英語はわからなかったが、「バス」と「to TAINAN STATION」でわかったらしい。
バス停はすぐ目の前で、しかも台南駅行きはあと10分で来ると表示されていたので、安心してバス料金の18NTDを握りしめて待つ。(待っている間にスマホで、料金と後払いか先払いか、前乗りか後ろ乗りかを調べて用意は万端でした)
が、10分しても来ない。さらに10分待っても来ない。。。。と、そのとき、億載金城までお客を乗せたタクシーが帰ろうとしたので、即拾ってホテルまで戻りました。
タクシーにホテル名と住所をスマホで見せているときに、後ろからバスが来てました。。。。。

辛抱って大事だね。

2日目午前おわり。
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