SSブログ

志苔館(北海道函館市) [城]

函館市街地より9km離れた、津軽海峡に面した海岸段丘に志苔館跡がある。
室町時代、この辺りには和人の館が12あったらしく、その1つが志苔館である。

この志苔館には小林氏が住居していたが、1456年に起ったアイヌ人の蜂起(コシャマインの反乱)によって攻め落とされてしまった。その後に小林氏が戻って居住していたが、1512年にまたもアイヌの蜂起により志苔館は陥落してしまう。
小林家はその後に蠣崎氏に仕えて、志苔館は廃城になったといわれている。

shinori1.JPG
志苔館は中世の氏館らしく方形の単郭であるが、特徴は大手?虎口の二重掘だろう。
その志苔館を見ていく。

shinori2.JPG
志苔館への入口。
左の柵は駐車場らしき、程よいスペースなのだが、閉まっており中に入れない。
右の柵内は、コシャマインの乱における和人、アイヌ人の慰霊碑が建っている。
どうも和人という呼び方がしっくりこないのだが、他の表現も思い浮かばないので、説明板に書いてあった通りで表記する。

shinori3.JPG
入口の坂をそのまま進むと、案内板と石碑がある。
後ろの土塁が志苔館跡である。
二重堀を見るため、石碑のところまで行かず、手前の舗装道を曲がり進みます。

shinori4.JPG
最初の堀の手前の虎口。
進みます。

shinori5.JPG
堀に掛かる木橋から見た堀。内陸方向。
shinori6.JPG
津軽海峡方向。
天気が良ければ、もっと良い写真が撮れたと思う。

shinori7.JPG
海側まで歩いて、木橋方向を見る。
shinori8.JPG
同じく海側の端からみた氏館。
二重目の堀と土橋。

shinori9.JPG
氏館の虎口。

shinori10.JPG
津軽海峡側の二重目の堀。
天気の良い日にぶらっと散歩すると気持ちいいだろうな~

shinori11.JPG
shinori12.JPG
shinori13.JPG
氏館内。
周辺を3~5mの土塁で囲まれている。
本土でよくみる中世の氏館より、かなり広く防御性は高い。
当時のこの辺りは、なかり緊張してたんでしょうか。
詰城のようなものは無さそうなので、必然的に館の防御を上げていったところでしょうか。

shinori14.JPG

駐車場:200mくらい先に公園の無料駐車場あり
タグ:
nice!(19)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

nice! 19

コメント 2

ねじまき鳥

最近、ここに行きました。海へのロケーションがスパらしいですね。

by ねじまき鳥 (2011-09-19 10:43) 

ガンビー

小雨が降っているときにいったのですが、それでも非常にいい風景だなと思いました。
ただまわりに何もないので、ココだけを目的では間が持たないかもしれませんね。
by ガンビー (2011-09-20 01:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。