妙智寺(新潟県柏崎市)

まだまだ続けます、ミステリアススポット探訪。
その肉を食えば不老長寿が得られるとされる、人魚。
今回は、その人魚のミイラを紹介する。

ま、全国各地に人魚や鬼、河童のミイラが存在するが、ほとんどが作りモノである。
そう言い切ってしまうと面白みがないが、所有者やお寺・地域の方々に大切にされていることが重要だと思う。

今回訪問したのは、新潟県柏崎市の妙智寺。

北陸自動車道の米山ＩＣで降り、国道8号を鯨波駅付近まで進む。
県道73号と交差する手前の小道を左折して、細い道を進むと妙智寺がある。

山門に掲げてある表札？に「ＴＨＥ　ＭＹＯＣＨＩＪＩ-ＴＥＭＰＬＥ」とあった。
これでは、妙智寺寺だ（ｗ


本堂。
全体を耐熱ボードのような壁で覆われているが、唐破風の庇や所々古さを感じさせる。

寺務所のベルを鳴らして、人魚のミイラ拝観の旨を伝えると、「本堂で待ってて」とのこと。
本堂に上がって、待ってるとおばあさんが現れて、木の箱を持ってきた。


蓋を開けると、

「キタっーーーーーーー」って感じ。
蓋の裏には、由緒書きがされており、この寺に来た経緯が書かれていた。

箱に付いていたアクリルカバーを外して、じっくり見てみる。



見れば見るほど、「ムンクの叫び」だ。
人魚といえば、スプラッシュや人魚姫のような美人？を想像しがちだが、
期待をものの見事に裏切る風貌だ。

しかし、何とも憎めない、愛嬌さがある。

このミイラは、明治中期にある人から譲り受けたことは、由来書きに記載されていたが、
それ以前のミイラの由来等の伝承はない。
元の所有者は、長寿を願って持っていたとのことだ。

で、最後にもう1回見ておこう。

妙智寺

タグ：寺 ミイラ

コメント 9

。。。。何と反応して良いのやら、という逸品ですね。
誰でも見せて頂けるんでしょうか。
by take (2009-09-23 08:01) 

フタをあけたらビックリですね。
人魚なので、ギョギョギョみたいなかんじですかね。
by ノリパ (2009-09-23 08:07) 

ミイラって見せてもらえるんですね。
何かにビックリしてるのでしょうか。
思ったより小さそう。

by たかぼん (2009-09-23 10:54) 

＞takeさん
こちらは、お寺に誰か居れば見せて頂けるようです。
拝観料も無し、写真撮り放題という、サービスっぷりです。
場所が場所だけになかなか行けないですが、柏崎に行った際は、
ちょっと足を伸ばして、訪問してもらいたいものです。

＞ノリパさん
まさしく魚々々って感じです。
自分はムンク系って事は知っていたので、ニヤニヤしてましたが、
一緒に行った友人は、一瞬フリーズしてましたよ。
しかも目を丸くして（ｗ

＞たかぼんさん
こちらは見せてもらえますが、非公開や定期開帳などのところも多いです。
妖怪系ミイラって、本来見えない存在である存在を形として見せて、
信仰度を高めるものだから、非公開にする意味がイマイチわからないですね。
こちらのミイラは80ｃｍくらいですかね。小さいです。
by ガンビー (2009-09-24 02:07) 

す、すごいっ！凄すぎる！
by Ｈ　Ｋｏｓｕｇｅ (2009-09-27 00:13) 

はじめまして、ご訪問 & nice! ありがとうございました。
私も、それなりのカメラは使用しておりますが ガンビー さんの様な
アートな写真が撮れません。
やはりセンスの差なのでしょうか （笑）
これからも宜しく、お願い致します。
by ビアンカ (2009-09-29 11:43) 

>Ｈ　Ｋｏｓｕｇｅさん
こうも間近でみれると、インパクト有まくりですよね。
しかも、おばあさんはミイラを持ってくるなり、
見終わったら、また呼んで下さいと、寺務所の奥に去っていきました。

＞ビアンカさん
全然アートではないですよ～
カメラもポケットサイズのサイバーショットですし。
どちらかというと、資料的に撮影しているので、
無機質なモノが多いと思います。
by ガンビー (2009-10-12 01:52) 

気持ちの悪い、悪趣味な造形と思っていましたが、
こうしてアップの写真を拝見すると、ちょっとひょう
きんな表情にも感じられますね。
by zanki (2009-10-18 23:38) 

＞zankiさん
目の前にしてみると、気持ち悪いとか恐怖心は全くないですね。
普段イラストとかで見る姿と造形のギャップがなんとも言えないです。
by ガンビー (2009-10-25 12:20)