小出神社(福島県伊達郡) [寺/神社]
米沢観光の後、ちょっと時間があったので、福島市街から車で20分くらいのところにある、千貫森の「UFOふれあい館」という、名前からして香ばしいB級臭漂うスポットへ向った。 ふれあい館は、想像通りの手づくり感溢れる、ナイスBスポであった。 そのふれあい館に隣接して小出神社があたので、寄ってみたのだが、ふれあい館に負けず劣らず、なかなか見所のある神社であった。 木造の明神鳥居と三間一戸の神門。 | |
神社の説明板を読んでみると、「寛文年間に伊達政宗が参勤交代で....」と書かれているのが、政宗はその30年も前に死去しており、その頃は3代の綱宗の頃だ。 伊達政宗とのエピソードを絡めるのには、もっと整合性はあってもいい気がする。 鳥居と神門の間にあった石造りの大黒天。 | |
神門には、風神と雷神像が安置されていた。 塗装のせいだろうが、光背のアイテムが無ければ、赤鬼と青鬼にしか見えない。 思わず微笑んでしまう、このような像を個人的には愛してやまない。 | |
まだ建ってから数年しか建ってないと思われる、拝殿。 | |
流造りの本殿。 本殿は拝殿とは違い、年代はちょっと古そう。とは言え、古くても江戸末期~明治初期くらいだろうか。 | |
狛犬。阿の方は、口の部分が破損している。 拝殿の右横にある、神馬堂と千貫森誘宝道祖神社。 誘宝・・・ユーホー・・・UFOがよく目撃されるこの地ならではのネーミングである。 しかも宝とあるので、間違いなく珍萬系だと思ったら、やっぱり.... この地域では昔、家を新築する際、家内安全と子孫繁栄を願って、 棟の下に道祖神を祀る習慣があったとのこと。 いまではその習慣はほとんど無くなってしまったが、道祖神社を建立して、道祖神を残していこうということらしい。 が、集めてるのは子孫繁栄系ばかりなのですが・・・ | |
脇参道の入口にある大黒堂(たぶん...) 大黒様の周りには、これまた珍萬系らしき道祖神が祀られている。 | |
本来あるべく、民間信仰としての神社というのは、ほのぼのとして暖かさを感じる。 観光的な神社もいいが、こういった神社に思いがけず出合ったときは、非常にうれしいものだ。 言うなら、朝出かける前に、テレビの星座占いが1位だったときのように(笑) |
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