真乗寺(福井県大野市)

光明寺を出て美濃街道を左折し、すぐにR476へと右折する。
道なりに2,3分車を走らせると、真乗寺がある。
先に紹介した光明寺と同じく、大野城の城門が移築されている寺である。
本堂の裏手の墓地前のスペースに車を停めて、参拝に向う。

鐘楼。
この鐘楼堂の石垣は、大野城の鳩門の石垣を移築したものらしい。
鳩門といえば、光明寺の山門のことであるから、その石垣だろうか？


大野城本丸南に位置した不明門を移築した門。
名の通り普段は開いていない門で、7代藩主土井利忠は、この門が開いたときは、
真乗寺の裏山に休息しに来ていたことから、真乗寺に寄進されたとのこと。

この門は1829年頃に再建（1827年の火災で焼失したのだろう）されたもの。
妻の懸魚には土井家の家紋「六本杓」が付けられている。


本堂。
所々修築、改築の跡が見られるが、江戸初期～中期くらいの建物だろう。
藩主が立ち寄るだけあって、壮大な堂である。


本堂右側に唐破風の玄関と庫裏と続く。
玄関は最近の改築だろうが、しっかりとした造りだ。

大野の寺町をじっくり探索したかったが、大野城城門が移築されている寺だけ巡って、
次の目的地である一乗谷に向ったのだった....

真乗寺

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