柳廼社(福井県大野市) [寺/神社]
江戸時代、福井県大野市は大野藩土井家が治めており、7代藩主土井利忠は財政難の藩を立て直すべく、藩政の改革を行い、多くの功績を残した。 その遺徳を讃えて、利忠を祀る柳廼社が明治15年に創建された。 明治41年には、大野城の麓に移され、現在に至っている。 | |
笠木の反りが大きい明神鳥居。 大野城の駐車場は社殿の左裏手にあり、そこから入ったのだが、表参道から見ていく。 | |
社殿。 平成18年の豪雪によって、社殿が傾くなど、大きな損害があった為、平成19年に修復された。 大顔で、ダイナミックなポーズを取る狛犬。 | |
社殿の右裏手にある蔵。 この地方でよく見られる蔵建築で、黒板壁と軒を支える方杖(つっかえ棒みたいなやつ)が特徴だ。 今ではただの倉庫だが、昔は神輿でも置いていたのだろうか? | |
蔵の左側(社殿寄り)にある堂。 これまた倉庫になっている。 寺院建築な物件だが、廃寺の堂を移築したのだろうか? | |
末社。 何社であったか、チェックし忘れた。 | |
鳥居の横にある大野市郷土歴史館。 この建物は、明治22年創建された大野区裁判所で、昭和43年にこちらに移築された。 この廃屋ちっくな建物は、社務所。 こちらも先の豪雪で破損し、そのままになっているのだろう。 元は、土井利忠の隠居所を移築したものと伝わる。 こちらも早々に修築したいものだ。 福井は色々まわったが、中でも大野は非常に気に入った町である。 このときの旅は、1日で小浜を除く福井の主要地を回ったので、あまりゆっくりできなかったのが残念だが、近いうちにまた訪れたい。 |
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