瀧泉寺/目黒不動(1)(目黒区下目黒) [江戸の風情]
目黒の地名の由来ともなっているのが、目黒不動の瀧泉寺である。 慈覚大師によって806年に開山した、関東でも最古の不動霊場。江戸初期に堂宇の大半を火災で焼失したが、 徳川家光が鷹狩りの際に本陣とした為、諸堂50棟も立ち並び、目黒御殿とも呼ばれるほどであった。 江戸の三不動、江戸の三富として、江戸そして東京屈指の名所であったが、空襲によって堂宇の大半を焼失し、 かつての荘厳さは失われたが、戦後再建され現在に至っている。 | |
門前にある、三福社。 山手七福神の恵比寿様を祀っている。 | |
三福社の横に鎮座している豊川稲荷。 | |
三門は、昭和36年に再建された仁王門。 三門前にいる、愛嬌ありまくりな狛犬。 三門脇にいる、タレ目なかわいいキツネさん。 三門の裏側(仁王様の後ろ)にいる唐風の狛犬。 | |
垢離堂。 青龍大権現が祀られている。 | |
前不動堂。戦災を免れた、江戸中期建立の堂。 こちらのキツネ様は、上目使いでこれまたかわいらしい。 | |
独鈷の滝と水かけ不動。 訪問した時は、このあたりが修理中で、他に勢至堂もシートで見れなかった。 慈覚大師が所持の独鈷を投げたところ、そこに泉が湧き、現在に至っているという。 平成8年に身代わり不動が造立された。 | |
本堂への階段脇の斜面には、キツネや狛犬、石仏が多く置かれている。 数多くあった堂宇にあったものを集めて、安置したのだろう。 | |
参考文献
訪ねてみたい東京のお寺 瀧泉寺(2)へ続く |
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