若獅子神社(静岡県富士宮市) [寺/神社]
国道139号を北上していき、上井出ICあたりで右折し2,3分で若獅子神社に着く。 この地は、戦時中陸軍少年戦車兵学校であり、大東亜戦争で殉死したここの生徒・教官の御霊を祭祀する為に、若獅子神社が創建された。 | |
神社の入口に立つ、陸軍少年戦車兵学校の門柱。 | |
戦車兵学校時代の構内図。 赤いマーキング部が、現若獅子神社の境内。 | |
白の神明鳥居と本殿。 鳥居と若獅子神社石柱の間に、陸軍の境界石がある。 | |
若獅子の塔。 昭和40年に兵学校の出身者によって、戦没同窓生への慰霊の為に建てられた塔。 神社はこの慰霊塔が建てられた後の、昭和59年に創建された。 | |
境内に置かれている九七式中戦車。かなりのインパクト! この戦車は、サイパン戦において、塹壕に埋められ固定砲台として使われたものらしい。戦後、アメリカ軍にそのまま埋められ、破却を免れたようだ。 戦車の至るところに白いマーキングがあるが、敵砲弾の後。 防錆処理されてはいるが、キャタピラはボロボロ。 右側のキャタピラはほとんど無いが、後方にはゴムが残っている。 | |
兵学校の記念碑。 後ろから戦車が狙ってるぞ。 | |
日本の戦車は、そもそもが歩兵支援兵器として開発され、そのように運用されていた。しかし欧州では、戦車師団としての運用がなされており、これらの同世代の戦車と比較するとどうも見劣りする。 しかし、主戦場である中国の地形や橋などを考えると、ドイツやロシアのような戦車は生まれてこなかっただろう。 |