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江戸六地蔵巡り [江戸の風情]

本記事は2006年に別サイトにて掲載した記事であるが、本サイトに統合すべく、本サイトに移行したものである。
ほぼ当時の転載であるが、一部文章を追加修正してあります。

(2006.04.01)
今日は天気もいいし、電車でのぶらり旅に出かける。
先日、鉄腕DASHでタクシーとカーナビが競ってた江戸六地蔵めぐり。
江戸六地蔵とは
「深川に住む地蔵坊正元が25歳の時に難病を患い、苦しんでいた折に、地蔵菩薩に一心に祈願する父母の姿に心打たれ、自身も一心に祈願し、ご利益が得られたなら多くの地蔵の造立を誓ったところ、不思議な霊験によってたちまち全快したことを感謝し、請願の通り地蔵尊の造立を発願して江戸庶民から寄進を募って造立した」
という地蔵とのこと。
品川寺、東禅寺、太宗寺、真性寺、霊巌寺、永代寺に作られたが、永代寺は明治初期の廃仏毀釈によって、廃寺となり現存しない。

まずは、品川寺、東禅寺に行くことにした。

品川寺
品川(ほうせん)寺は、青物横丁の駅から3分程度の旧東海道沿いにある。
rokujizou1.JPG
ここの地蔵は、他の地蔵と違い、傘をかぶってない。
江戸名所図会には傘をかぶっているので、いつの日か破損等で取られてしまったのだろう。
ちょうど桜の季節ということもあり、桜が地蔵を着飾ってた。

東禅寺
東禅寺は、駅からちょっと離れており、下調べなしでは見つけにくいかも。
三ノ輪駅にある周辺地図には載ってませんし。
近くのコンビニに入り、東京地図で場所を確認してから東禅寺へ向かった。
ちょっと迷いながら、やっと見つけたが、古刹的なイメージをしてたが、至って現代風な寺。
rokujizou2.JPG
地蔵が正面にど~んとあるが、なんかミスマッチな感じを受けましたね。
調べたら、昭和の初期に今の場所に移ってきたとのこと。

この日は時間があれば太宗寺も行きたかったが、家を出たのが1時過ぎだったんで、やめた(w
東禅寺の場所がわかりにくく、ちょっと時間を要してしまったのが、大きかった...
(三ノ輪駅出てすぐのコンビニで東京の地図を立ち読みして、どうにか場所を把握した。)
その後は、三ノ輪から上野にでて、アメ横で買い物。
上野が殺人的な込みようだったんで、何よと思ったが、
上野公園で花見だとわかって納得。
アメ横では、エアターミネーターの青×紺のスウェードを買った。(カッコいいぞ)

当時は、詳細な東京の地図も持たずうろうろしており、今考えるとなんとも無謀というか、 大胆な行動をしていたのかと関心させられる。

(2006.04.09)
今回、残りの3寺に行ってきました。

今回は、すべて最寄駅から2,3分程度なので、サクサク行けました。

太宗寺
太宗寺は、閻魔寺とも言われ、江戸時代は閻魔のほうが知名度があったとさえ言われてる。
六地蔵ですが、背後には赤いマンションがそびえ立ち、左後ろの壁の外側はゴミ置き場で、都会の脅威に晒されてる感じを受けてしまう。
rokujizou7.JPG
閻魔堂は工事中で中が除けませんでした...

真性寺
巣鴨はさすがに人が多い。
さすがお年寄りの原宿(w
rokujizou4.JPG
巣鴨で、老夫婦に巣鴨の駅はどうやっていくの?と聞かれたが...
あなた方は、どこから来たのよ?(w
新宿では、ラテン系のおばちゃんに、コレ、ウエノイク?
と聞かれたんで、「行くよ」って答えたら、
「トオイ?」「25分くらいかな」
「タカイ?」「200円前後かな~」
「ヤスイネ。イケブクロハイク?」「行くよ」
「ウエノとドッチガチカイ?」「池袋。ここから5分くらい」
「ア、ソウ」以上
...何だったのさ。結局、池袋で降りてるし(w

なにが言いたいかというと、オレはこの手の方々に声をかけられやすいようだ。

霊厳寺
霊厳寺は、松平定信(寛政の改革)の墓所でもある。
rokujizou5.JPG
ここの地蔵は、地蔵が乗せてある基石が一番低いため、すごく近く感じる。
rokujizou6.JPG
蓮華の台座に穴が開いてるのだが、腐食なのか、鋳造時に銅が廻りきらなかったのかは不明。
道の向かいにある出世不動尊の桜がすごくキレイでした。

川崎の東宝シネマズで映画を見るため、清洲白河から川崎に向かう。

初めての江戸六地蔵巡りは、こんな感じであった。
当時は城巡りや戦跡が専門で、江戸の寺院巡りは初めで、ほとんど知識な無かったのだ。
その後、東京の大江戸のエリアは、江戸切絵図を元に歩きまくったので、勝手な自負だが、それなりに見方が形成されたと思っている。
その後、霊厳寺や太宗寺は再訪したのだが、当時の見落とし箇所や見るポイントの違いや新たな発見の多さに驚かされることからも言えるのかもしれない。
これだから、ぶらりんな旅やウォーキングは楽しいものだ。
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