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正覚寺(山梨市北杜市) [寺/神社]

中央道須玉ICを降りてR141を5分程度北上していくと、立派な山門が左手に見える。
甲斐源氏の始祖とされる源義光の菩提寺である正覚寺である。
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三間一戸の仁王門かと思ったのだが.....
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どうやら明王のようだ。ただ、左は1面3目6臂で獅子冠から愛染明王だと思われるが、右がよくわからない。
手に持つ法具が損失していたり、おそらく持つ位置なんかも違うのではないかと思われ、益々わからない。せめて印くらい結んでいてくれればわかるのだが。
左の仏像は、片側の玉眼取れていてちょっと怖いのだが、2体とも丸みのあるボディラインの為、怖さを和らげてくれている。
にしても、明王門?というのは珍しい。
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2階への階段。
2階建の山門は多いが、上に登らせてくれるところは少ないので、こういう物件を見つけるとうれしい。
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2階には、釈迦如来(三尊像)を中心に十二神像や羅漢像が安置されている。
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鐘楼。
堂は貞享年間建立。鐘は金属供給令にて提出し、現在ものは昭和49年に再建されたもの。
貞享は1684~1688年で、まだ江戸初期の素朴な感じが残っている。こちらも2階へ上がれる。
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経蔵。文化年間(1804~1817)建立。
輪堂形式のものらしい。説明板での写真でもいいんで、見せてもらいたい。
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明和年間(1764~1772)建立の本堂。
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本堂左裏手にある道了宮。本山の鎮守道了大権現が祀られている。
小田原の最乗寺分身如来を勧請しているようだ。
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道了宮の右横にある、新羅三郎義光と2代目義清の供養等。
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庫裏は修築中。かなりの規模のようだ。
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その他色々なショット。
味噌地蔵があると聞いていたのだが、見つけられず。帰って調べたら、境内の外にあったらしい。(山門から出てR141を渡った先にあるらしい)庫裏の姿も見たいし、再訪したい。


ちょうど1年後に北杜~韮崎市を再訪したので、前回修築中だった庫裏と、見つけれなかった味噌なめ地蔵を見てきた。
1819年建立の8X5間、内部は300畳もある大きな庫裏である。
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如意輪観音と本堂
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山門からR141を横切りしばらく進むと、正覚寺の旧門があり、そこに味噌なめ地蔵が安置されている。
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味噌なめ地蔵にはいろいろな云われがあるようだが、自分の悪い箇所に味噌を塗ると直るという、刺抜き系のお地蔵様である。 
失礼ながら....ちょっと塗りたくないような....
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背中にあるスジ(傷)は、武田信玄が大門峠から縄をかけて引いてきた際についたものと伝わる。
この地で動かなくなったから、そのまま安置されたという。

2008.04.28 初稿
2008.12.18 追記

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