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菅原道真公が手を洗った井戸が残る 天満神社 [寺/神社]

広島県呉市、瀬戸内海に浮かぶ島の大崎下島。
そこには御手洗(みたらい)という古い港町がある。
この御手洗という地名は、

 ・神功皇后が三韓征伐の際に、立ち寄って手を洗った。
 ・菅原道真が、大宰府に流される際に、立ち寄って井戸で手を洗った。

これらに由来しているらしい。

事実はさておき、瀬戸内海航路における重要な場所であったことは事実のようだ。

菅原道真が手を洗ったとされる井戸が、天満神社にあるとのことで、行ってみたよ。

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桜並木になっている参道。
桜の季節がさぞかしきれいなことだろう。
鳥居は石造りの明神鳥居。

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菅原道真の歌碑。
「菅公の歌碑」と呼ばれている。

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筆塚と手水舎。
学問、書道の神、菅公に関連しているのだろう。

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手水は硯の形をしている。
狛犬が手水を支えているのだが、その1匹が腹で支えていて、かわいい。

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御手洗出身で、日本で初めて自転車で世界一周した「中村春吉」の石碑。

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拝殿。
参拝しようと拝殿に近づくと、周辺の桜の木から次々とセミが飛んできてた。
セミの結界のようだった。。。。

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拝殿の右側を回り込むと、この地の名の由来となった菅公の井戸がある。
明治4年に、広島藩の役人の寄進によって、菅公の井戸の傍らに社殿が造営されて、現在の天満神社となったのこと。
現在の社殿は、大正6年に町民の寄進で建てられたという。

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菅公の井戸の横に本殿があるのだが、本殿の下は「可能門」という通路になっており、
この門をくぐると、願い事が1つ叶うという。
神社の本殿の下をくぐるというのは、これまで見たことないです。

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本殿の奥にある建物。
何の建物か不明。かなり気になります。

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天満神社近くにある、藩公認の茶屋である若胡子屋。
全盛期には100名近い芸者や遊女がおり、桜の季節は境内は花見で賑やかだったという。

最近では「ももへの手紙」で、登場している。
タグ:神社 広島県
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コメント 4

toshi

神功皇后や菅原道真が手を洗った伝説
瀬戸内海の島にも、そういう伝説が残っているのですね。
by toshi (2016-08-21 07:28) 

ヨッシーパパ

太宰府までは、瀬戸内海の船旅だったのですね。
こういうもので、足跡をたどることが出来たら興味深いですね。
by ヨッシーパパ (2016-08-22 16:46) 

kohtyan

御手洗という名前の方がおられますが、島の出身かもしれませんね。
by kohtyan (2016-08-23 13:54) 

ガンビー

>toshiさん
江戸時代までは、山陽は航路が発展していましたから、
歴史上の多くの人が立ち寄ったのでしょうね。

>ヨッシーパパさん
瀬戸内海の島には様々な足跡はありますね。
ここ御手洗に、薩摩藩の船宿があったりして、幕末の志士も多く立ち寄ってるようですし。

>kohtyanさん
御手洗。。。由来から考えると、
探せば地名としてほかの地にもありそうですね。
by ガンビー (2016-08-24 01:11) 

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