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大和ミュージアム(1)(広島県呉市) [その他]

2005年4月に呉駅より徒歩5分のところに大和ミュージアムがオープンした。
1/10スケールの戦艦大和の展示のインパクトもあるが、オープン当時はちょうど映画「男達のYAMATO」がヒットしていたことも後押しして、来館者は半年足らすで50万人を突破したという。
2008年には400万人を超え、歴史博物館としては異常なペースであり、日本人の大和への思いが伺える。

そもそも大和とは何だったのか....

現代では大和に対して、様々な意見がある。

最強最大の戦艦という賛美と幻想
無用の長物、時代遅れの兵器
能力が活かされない悲劇の戦艦

実用的な面ではマイナスな意見ばかりで、ほとんどが事実なのだが、
それを押さえ込むほどの圧倒的な存在感や人を引き付ける魅力がある。
人の喩えるなら、カリスマだ。

小さい頃、大和をはじめとする連合艦隊のプラモデルを作りまくり、ビバ!戦艦好きなオレは、オープン早々ミュージアムへ向った。
yamato2.JPG
大和ひろばにある1/10スケールの大和。1/10でも26mもあり、デカイっ!
設計図や潜水調査の映像を元に、可能な限り忠実に作られた。
yamato3.JPG
この大和は、最終艤装バージョンである。
レイテ沖海戦の教訓により、対空兵器が増設された。とは言え、25mm3連装機銃では、敵戦闘機を落とすのは至難。
37mmは欲しいところ。あと副砲は削除して、高角砲を増設したかった.....
ちなみに、「男たちのYAMATO」の大和は、ここの大和の艦橋と尾道のセットを合成したものである。
yamato4.JPG
この武骨な姿が何とも言えない。このカッコよさは、現代の艦船で出すのは不可能だ。
yamato5.JPG
船首と船尾。
船首はバルバスバウと言われる、球状艦首。造波抵抗を減少させ、速度と燃費向上につながった。
戦後の艦船に幅広く採用されている。
船尾のスクリューは、歯が5mもある大スクリュー。
yamato6.JPG
色々な目線で大和が見れるようになっており、こういった細かい演出がいい。

大和ミュージアム(2)へ続く 
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