工廠神社(広島県呉市) [寺/神社]
3連レンガ倉庫の並びにあるセブンイレブンの横道を進むと、アレイからすこじまの駐車場がある。そのセブンイレブンと駐車場のちょうど中間あたりに工廠神社がある。 名前からわかるように、海軍工廠時代に工員の為に造られた神社である。 | |
参道の石段の右横、アレイからすこじま駐車場の看板の下に地下壕。 入口は石で塞がれている。 | |
石段の左横にあるコンクリートの建造物。 全容が見えないので、何だかわからない。 | |
参道。 産業神社とも言われていたようである。境内への石段は、L字に曲がっている。 最初の階段(L字に曲がるところ)を登ると、右側に2つの通気口と思われるコンクリート製の建造物がある。位置的に、先の地下壕の通気口だろう。 | |
境内に向って登っていくと、左側に監視哨と思われる建造物が現れる。 下のコンクリが上にある監視哨の入口であるが、コンクリで完全に塞がれている。 | |
監視哨。監視口は、3つ。コンクリには鉄筋が使われており、質も悪くないので、開戦前に造られたのだろう。 入口が塞がれているので、中はゴミが溜まっている。色々な意味での安全の為の封鎖だろうが、扉を付けて、定期的な解放をしたほうが良かったのでは? | |
本殿跡。現在は社殿は残っておらず、燈篭の傘部が置かれて、祠代わりとなっている。玉垣や基石がきれいに残っており、しかもそれが段々となっているので、ピラミッドのような古代遺跡のように見える。 | |
境内に残っている手水鉢。 工員の為の神社で、軍色もあまり濃くないと思われるのだが、何故破却されたのだろう? | |
神社というより神社跡といった感じで、監視哨や地下壕など、これまた神社というより戦跡である。はっきり言えるのは、今では近所の方々の散歩コースになっているといことだ。 |