根津神社(文京区根津) [江戸の風情]
地下鉄千代田線根津駅から5分程度歩いたところに、根津神社がある。 | |
大きな明神鳥居。 後方にはツツジの木が広がっており、季節が季節なら非常に鮮やかな景観をしているのだろう。 | |
神橋と随身門。 神橋は平成18年に架橋された。 | |
随身門。極彩色の楼門。 矢大臣は、水戸光圀がモデルと言われている。 | |
神楽殿。 この建物だけ極彩色ではないので、逆に目立つ。 | |
手水舎。 | |
唐門。国重文。 唐門とは、両妻が唐破風屋根を持つ門のこと。 5代将軍綱吉が綱豊(後の6代将軍家宣)を養子にし、江戸城に引き取った際、綱豊の住んでいた場所がこの根津で、その屋敷に小社があり、次期将軍である綱豊の産土神ということで、天下普請で根津神社の造営が行われた。 | |
権現造りの拝殿。1706年の建築。 戦前は国宝指定を受けていたが、今は国重文。 金色の木鼻の狛犬やバク。 | |
青銅の灯篭。 藤堂高敏の奉納。 | |
西門。これも国重文。 | |
社殿を囲む透塀。 | |
神社の一角に庚申塔が集められていた。 明治以降の道路拡張により、根津神社に納められたもの。 青面金剛の中に、聖観音様がいるんですが.... | |
塞の大神碑。通常道祖神と言われている。明治6年に建てられたもので、道路拡張の為、明治43年に根津神社に移された。 | |
関東大震災と東京大空襲にも耐え、いまも荘厳な姿を見せている。 また根津神社の祭りは、天下祭り(山王祭、神田祭)にも加えられ、江戸三大祭とも言われた。 ■参考文献 『東京のお寺神社謎とき散歩』 載っている寺社は比較的メジャーどころが多いが、各寺社の説明が詳しく、新たに知った内容も多い。 東京の寺社巡りの入門的な書。 |