SSブログ

石楯尾神社(神奈川県津久井郡) [寺/神社]

軍刀利神社へ向う途中で、ちらっと楼門らしき建造物が目に入ったので、帰りに寄ろうと思ったのが、この石楯尾神社である。この神社はこの日のプランに入っていたので、偶然の発見に驚いたのだが、実は同名の神社が近辺にあり、プランに入っていたのはそちらだった。しかし、楼門と見えた建物は初めて見るもので、こういった偶然があるから、ぶらり旅って楽しいのである。
ishidateo2.JPG
門前のスペースに車を停める。
鳥居は、石造りの神明鳥居。
後ろに見える門が気になってしょうがない。
ishidateo3.JPG
神門における楼門は大抵随身門なのだが、左右に随神が祀られていない。
反対側にいるのかなと思い、回り込む。
ishidateo4.JPG
あれ?倉庫みたいだぞ。
階段があるので、2階部に安置されてるのかと思い、覗いたが倉庫っぽい。
で、説明板を読み直してわかった・・・・

この建物は門ではなく、神楽殿なのだ。
ishidateo5.JPG
床上に置かれた木製部材は、通路部を覆い舞台にする部材だったのだ。
ishidateo6.JPG
2階は、楽屋裏のようだ。この中二階のこのスペースは楽屋かな。能や芝居小屋の建築様式を取り入れていると思われる。
説明板によると、1845年に建てられたとのこと。神仏習合な時代だけに、様々な様式を取り入れたり、枠に捕われないものができたのだろう。
ishidateo7.JPG
拝殿。
幣殿と共に昭和12年の再建。
石楯尾神社は、日本武尊が東征の際、天磐楯を東国鎮護の為にここに鎮め、神武天皇を祀ったのが始まりという。要は、いつ創建されたかわからないが、かなり古いってことらしい(w
祭神は、神日本磐余彦尊(神武天皇)、石村石楯、藤木姫。
石村石楯は、760年頃の高座郡県主。
ishidateo8.JPG
本殿。棟札には1836年とあるらしい。
・・・が、基部がかなりイッちゃってる。というより、黒い部分は焼けた跡のように見えるんですが。
ishidateo9.JPG
ishidateo10.JPG
末社×4
ishidateo11.JPG
八紘一宇の石碑と堂(何の堂か忘れました)
八紘一宇とは、「世界を一つの家とする」という意味で、戦前はその家(特にアジア)の中心となるのが日本であるというのがスローガンになっていた。
ishidateo12.JPG
鳥居横にあった、馬頭観音石碑。
神仏習合の名残である。

タグ:神社
nice!(1) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。