鎧堂観音(山梨県北杜市) [寺/神社]
高根クラインガルデンの駐車場で次の目的地、鎧堂観音の住所をナビに入力する.... しかし友人の車のナビは情報が多少古かったらしく、住所入力しても検索できず。 そこに狙ったが如く、郵便の配達員が通ったので、駆け寄って訪ねて、場所の詳細と行き方を教えてもらった。非常にラッキーであった。 細い道を進んで行くと、屋根の傾斜が急で、全体的に攻撃的な印象を受ける堂が見えてきた。ここが鎧堂観音である。 唐破風の庇、その上の大きな棟、赤い垂木と木負がなんとも武骨。 | |
逆から見てみる。 この鎧堂観音は、甲斐武田家の始祖義光が兄義家の奥州征伐の際、念持仏の十一面観音を納め、自らの甲冑も奉献し、諸堂を建てたという。その後、武田信玄も戦勝祈願の為立ち寄ったとのこと。 | |
唐破風の庇部。 水切虹梁(正面貫部)の上に、斗組をセンターにして左右に蟇股が配置されている。なかなか面白い構成だ。 | |
全体的に角ばった意匠の木鼻。 なんとも味わいのある風貌だろう。 | |
内部。厨子は閉じてあり、観音様は見えない。 手前の龍の彫刻はインパクトあり。 | |
大きな絵馬が多く奉納されている。 | |
2階建の仁王門。 | |
中には、これまたインパクト有々な仁王像。この脱力感溢れる風貌がイカシまくり。 | |
2階への階段は取っ払われていた。 残念。 | |
反対側より。 本堂もそうだが、とにかく大きな絵馬が多く奉納されている。この辺りは馬産地だったらしく、馬が描かれた絵馬が多い。 レトロなロボットの顔に見えてならない..... | |
庚申塔等の石塔や石仏。石仏は首が無いものが多く、廃仏毀釈で破壊されたのだろうか。 |
タグ:武田家史跡巡り