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三光稲荷神社(日本橋北部) [江戸の風情]

水天宮通りを水天宮方面に進むと「三光稲荷神社参道」の石碑が現れ、その参道を進むとすぐに三光稲荷神社につく。
この神社は中村座に出演していた大阪の歌舞伎役者の関三十郎が伏見より勧請したと伝わる。
近隣に、歌舞伎小屋の中村座があったのが縁なのだろう。その他に市村座もあったり、元吉原といった賑やかな界隈であり、その為か江戸落語に「三光新道」や「三光神社」が登場する。
吉原は明暦の大火後に、歌舞伎座は天保の改革後に浅草方面に移転した為、当時の賑やかさはなくなってしまった。


三光稲荷神社参道の石碑。
猫を見失った祭に立願すれば、霊験があった(見つかった)らしく、猫が無事戻ってきたお礼として建立されたものらしい。

水天宮方面から進んできた場合、説明板や石碑が見えないため、見落とす可能性あり。


朱塗りの明神鳥居と左右には狛犬。
細い横道にひっそりと鎮座している。

アイラインがお茶目な昭和期(たぶん..)の狛犬。


社殿。
大正時代の区画整理で、2つの町が合併されているので、三光稲荷大神と田所稲荷大明神が奉祀されている。


参道の石碑同様、猫が戻ってきた御礼に奉納された招き猫。
世田谷の豪徳寺で見た光景に似ている。


タグ:神社
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