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宇和島湾防衛の樺崎砲台 [城]

宇和島城から車で5分程度のところに、1855年に造られた樺崎砲台がある。
宇和島歴史資料館の隣にあり、車は資料館の駐車場に停めさせていただく。

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kabasaki7.jpg

以前は海に面した砲台場であったが、現在は周辺を埋め立てられて、空堀になっている。

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裏側に回ってみる。
木柵で囲われ、冠木門も閉じられている。
中に案内版が見えるので、これは入っていいと判断し、中に入る。

kabasaki3.jpg
砲眼は1つしか残っていない(復元?)が、5門設置されていたらしいので、砲眼が5個あったと思われる。

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砲眼は内側を石垣で外側を土塁(コンクリートになっているところ)の構造。
以前はレプリカ砲が台場の脇に設置されていたらしいが、今は無いです。
定位置に設置すれば様になるのだが。。。。

kabasaki6.jpg
隣の歴史資料館の2階ベランダから見たところ。
空堀ではなく、水堀のほうが台場としては様になると思う。

この砲台は宇和島湾防衛目的で作られたが、結局はイギリス艦船の寄港に対する、祝砲として使われただけである。
タグ:愛媛県
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kohtyan

宇和島藩は、薩摩のように、外国艦船の侵入に備えていたのですね。
防衛ではなく、祝砲として使われたのは、結果として良かったのでしょう。
by kohtyan (2018-04-27 16:45) 

ガンビー

>kohtyanさん
薩長のような大藩でないですが、宇和島藩はかなり先見のある藩ですね。
場所的には、豊後水道の入り口ですから、危機意識は高かったんでしょうね。
by ガンビー (2018-04-29 23:25) 

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