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台湾に残る日本寺院の跡 西本願寺広場 [寺/神社]

ちょっと前に台湾に行ってきました。
台北駅から、旧城門やら日本統治時代の近代建築を巡っていたら、味のあるレンガ建築と鐘楼が出てきたので寄ってみた。

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ここは、西本願寺広場という公園で、日本統治時代に台湾では最大規模の日本寺院の西本願寺があったところである。

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戦後は民間宗教団体が使用していたが、1975年の火災でほとんどが焼失してしまい、その後は不法建物に占拠されていたが、台北市が2005年に不法建物の撤去と緑化の為に整備していたら、西本願寺の遺構が見つかったので、修築、復元したとのことだ。

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このように歴史的な建物を大切に残そうとするのはいいですね。
このレンガ建物は、樹心会館という民衆を集めて布教行ったところである。
台湾総督であった児玉源太郎が生前に西本願寺に「樹心佛地」という扁額を贈ったことから、名付けられたとのこと。

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レンガ建築に唐破風屋根の玄関が付いている、和洋がハイブリッドした建物で、日本ではあまり見ないです。
中ではいろいろな展示イベントが開催されているようだ。

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小高いところにある鐘楼。
1922年の建築。銅鐘は、戦時中に失っており、現在のものは復元品。

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本堂跡。
本堂は1931年に完成。蟻害を考慮して台座はコンクリートで作ったが、本堂は木造の建築だったという。
1975年の火災で焼失。
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1階部分は展示スペースになっているようだが、訪問時は閉まっていた。
この台座を使ったイベントがあるらしく、その設営でバタバタしていた。

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御廟所台座
こちらも火災の際に焼失したので、レンガの土台しか残っていない。

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輪番所
1924年の建築。建物はかろうじて残っており、外観修築したが、内部はカフェとしてリファインされている。
この建物は、住職の宿舎だったところ。

思いがけず遭遇したところですが、非常に居心地のいい緑化広場で、暑さが和らぎました。

この後、西門町駅の西門紅楼を見に行ったら。。。。。修築中でした・・・・

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ち~ん


タグ:台湾
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