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日本発のジェットエンジン「ネ20」 [資料館]

少し前になりますが、国際航空宇宙展を見に行きました。

自分が見たかったものは、2点。

その一つが、太平洋戦争中に日本が開発したジェット戦闘機「橘花」に搭載された、ジェットエンジン「ネ20」
日本に現存するのは、IHIに保管されているこのエンジンのみ。
他はアメリカに接収されてしまいました。
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第二次世界大戦中に、実践投入されたジェット戦闘機は、ドイツのメッサーシュミットMe262だけだが、各国独自開発しており、日本でも当然行われていた。
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日本は、同盟国のドイツから技術交換としてMe262の資料を入手しようとしたが、機体やエンジンの設計図を潜水艦で輸送中に撃沈されて、日本に届いたものは、一部空輸された外観図のみのというありさまだった。
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結局、機体の外観こそ参考にされたが、エンジンは独自開発されたもの。

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終戦間近の1945年8月7日に12分間の初飛行に成功し、その後12日に2回目の飛行の際には、着陸時にオーバーランし少破し、終戦を迎えた。
終戦時には2機が完成し、20機近くが完成間近であったという。
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もう1つ見たかったものは、場外展示。

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F35の実物大モック。
さすがに人気高い。
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実物ではないので、思いのほか感動はなかったですが、実機以上に近寄れたのでそこは満足です。
個人的には、ネ20が見れただけでおつりがきたよ。

日本は戦後しばらく飛行機開発が禁止されたので、ジェット機の開発競争から遅れてしまったが、
航空産業から自動車産業に開発員が流れ、日本の自動車産業発展につながった。
今、三菱のMRJやホンダジェットなど日本の航空産業に活気が見えているのは頼もしい限りですね。



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コメント 7

toshi

第二次世界大戦中の貴重な遺物ですね。
by toshi (2016-11-13 09:01) 

ガンビー

>toshiさん
このエンジンもアメリカに接収されたものですが、
日本で公開展示される為に帰還した際、そのまま返却してないものです。
アメリカも永久貸出という扱いにして黙認しているようです。

by ガンビー (2016-11-13 14:09) 

MINERVA

この技術がもう少し早く開発され、生産まで進んでいたら....
大勢には大きく影響しなかったと思いますが、一矢報いる事は出来たかもしれませんね。
貴重な資料、一般公開された事は喜ばしい限りです。
by MINERVA (2016-11-14 14:33) 

kohtyan

戦中に、ジェット機の開発に成功していたとは、初めて知りました。
現在の航空機産業が、ますます発展していくことを、期待したいです。
by kohtyan (2016-11-15 10:19) 

ガンビー

>MINEVAさん
飛ばす燃料はほとんどなく、15分くらいしか飛べず、40時間くらいの耐久性しかないエンジン・・・
実戦配備できたとしても、残念ながら戦局には影響はなかったでしょうね。
でもこれが、現在の日本のジェットエンジンの基礎になっているのは確かですね。

>kohtyanさん
日本独自開発したエンジンであることが、すごいと思います。
ただ、その後10年間、飛行機のエンジンを開発できなかったことは、残念です。。。
by ガンビー (2016-11-15 23:03) 

影風響

コンチャーお邪魔いたしまっせ~
興味深々で拝見致しましたですよ。
 国産初のジェットE/G話では知っていたのですが、現存していたとは
知らなんだー。
 色々勉強になりアリガトね!
by 影風響 (2016-11-16 10:05) 

ガンビー

>影風響さん
一度はアメリカに接収されたけど、国内で展示する際に
里戻りしたものを返却せずに今に至るそうですよ。
by ガンビー (2016-11-19 14:54) 

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