SSブログ

松阪城の城門が残る 来迎寺 [寺/神社]

来迎寺(三重県松阪市)

三重の城巡りをした際、松阪城を探索した後に、訪問したのが来迎寺。
松阪城にあった中門が移築されているとのことで行ってみる。

駐車場を探して周辺を走っていたら、車が2,3台停めてるスペースがあったので、
そこに停めたのだが、そこの目の前にあったのが目的の移築城門。

raigou1.jpg
柱や貫が太い武骨な藥医門。
いかにも城内にあったと感じさせる門。
こちらは裏門なので、表門のほうへ向かう。

raigou2.jpg
raigou3.jpg
鐘楼門。
来迎寺は、元は別の場所にあったが、蒲生氏郷が松阪城築城の際にこちらに移された。
1716年に松阪の大火によって、裏門以外すべて焼失してしまったが、
三井家の菩提寺であったことから、多額の資金提供により堂宇は再建されたとのこと。
このときに再建された建物は、どれも立派です。
raigou4.jpg
raigou5.jpg
左右には控所付。屋根には三猿がいる。
raigou6.jpg
聞か猿

raigou7.jpg
raigou8.jpg
小壁の彫刻。
表側は躍動感ある狛犬群で、裏側は仙人と鳳凰(朱雀)

raigou9.jpg
中をのぞいていないが、瓦の梵字が「カ」なので、おそらく地蔵堂か閻魔堂。
蟇股(かえるまた)をそのまま兼ねている変わった貫が印象的な堂。

raigou10.jpg
仏舎利石塔か何かの慰霊塔。

raigou11.jpg
五輪塔と芭蕉百回忌に松阪の俳壇が読んだ「芭蕉句碑」の説明板。

raigou12.jpg
大師堂。
こちらは元三大師が祀られている。
弘法大師とならび、厄除け大師として信仰されている。

raigou13.jpg
本堂。
再建されたときの建物で、県の重文。
松や周辺が非常に整備されていて、見ていて非常に気持ちいい。

raigou14.jpg
境内にあった鋳造の阿弥陀如来像。
印は説法印。

raigou15.jpg
庫裏。違う堂かもしれない。
木の向こうに重層の建築が見えるが、木が邪魔でよく見えない。。。
回り込んで見てみる。
raigou16.jpg
やっぱり木が邪魔だ・・・
なんだこの木の結界は(w
中に大仏があってもおかしくない堂だ。

raigou17.jpg
ちょっと朱がのこっている庚申塔と左側には不動明王像。

移築城門があるというので立ち寄ったのだが、見どころ満載な寺でした。

nice!(51)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

nice! 51

コメント 4

ねじまき鳥

ここ行きました。
城門らしい堅牢な門ですね。

by ねじまき鳥 (2015-12-19 23:07) 

ガンビー

>ねじまき鳥さん
移築の際に改変があったとは思いますが、
城門らしい武骨な門ですね。
by ガンビー (2015-12-20 19:29) 

kohtyan

鐘楼門は、鯱の立った立派な門です。
屋根の上の猿は「聞か猿」のようですね。
by kohtyan (2015-12-21 09:30) 

ガンビー

>kohtyanさん
さすが三井財閥の三井家が資金を出したとのことで、非常に立派な門です。
三猿の彫り物はよく見ますが、瓦は初めてです。
by ガンビー (2015-12-23 09:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。