SSブログ

養源寺(文京区) [寺/神社]

寺社巡りをしてるとき、建物や仏像、狛犬等の石像など、できる限りチェックしているのですが、
目的がないとチェックしないのが墓地。
さすがに意味もなく墓域に入るのは躊躇われるのだが、都内には各藩の江戸菩提寺があり、
大名墓が結構残っていることを知り、江戸の寺巡りには見て回るようになった。
中には大名墓目的で再訪したところも多く、今回紹介する養源寺もその一寺だ。

時期の違う画像が混じってますが、そこはご容赦を。

yougenji1.JPG
養源寺の参道。
100mはあろう結構長い参道ですが、マンションに囲まれた風情の無い参道だ。

yougenji2.JPG
yougenji3.JPG
はじめて訪問したときは桜満開な時期で、桜がきれいだったなくらいの印象しかなかったのだが、
再訪してあらためて見所の多いところだと実感した。

yougenji4.JPG
客殿というか、休憩所といった建物。

yougenji5.JPG
本堂の階段に並ぶ干支と地蔵様のコンビ像。

yougenji6.JPG
本堂裏手にあった謎の石像。

養源寺は、春日局の息子稲葉正勝が本郷の湯島切り通し下に開基した寺で、明暦の大火の後現在地に移って来た。
よって養源寺は小田原稲葉家の菩提所となっているのだが、他に出雲松江堀尾家、越後椎谷堀家の菩提所でもあり、大名墓が点在している。

yougenji7.JPG
小田原稲葉家の墓所。
正面の無縫塔が稲葉正勝の墓。
本来、無縫塔は禅宗系の僧侶や住職の墓の形式なのだが、大名では珍しい気がします。
教育委員会の案内板があるので、わかりやすい。

yougenji8.JPG
出雲松江の堀尾家の墓所。
大きい宝篋印塔が3代目堀尾忠晴の墓。
3m近くある立派な宝篋印塔が、ちょっと窮屈そうだ。

yougenji9.JPG
yougenji10.JPG
越後椎谷の堀家墓所。
初代から15代までの藩主と正室が存立している非常にレアな墓所。
周辺の石柱の壁は新しいものになっているが、正面の石扉も残っており、江戸大名墓として非常にわかりやすい。
こちらもちょっと窮屈な感じがするのだが、もしかしたらもっと広かったのではないだろうか?
区画整理したので、壁を作り直した気がしますね。
nice!(21)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 21

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。