海上保安資料館横浜館 [その他]
横浜の赤レンガにやって来ました。
小さい方の建物の前が、スケートリンクになってました。
なんだろ....この昭和チックな光景は(笑)
今回の目的は、赤レンガではありません。
赤レンガパークの海寄りにある施設、「海上保安資料館横浜館」へ向けて歩きます。
目的は、その施設の内の「工作船展示館」
2001年に九州南西海域にて起った工作船事件にて、自爆沈没した工作船が引き上げられ、展示されている資料館である。
引き揚げ後、しばらくお台場の船の博物館に野外展示していたものを、こちらに設置展示している。
海上保安庁の巡視船と工作船との銃撃戦の映像はかなり衝撃的だったのだが、
遠いところで起っている他人事のように感じられ、日本が置かれている状況を考えさせられた事件だった。
さっそく入ってみる
いきなりかよっ!
高速走行できるように船首がV型となっており、漁船からの改造ではなく、最初から特殊工作船として作られたようだ。
全体的に錆錆びだが、漁船に偽装するために塗られた青塗料が所々残っている。
また、船体には銃撃戦による弾痕が所々に見られる。
操舵部が見れるように階段が設置されており、細かい配慮がうれしい。
船体中央から前にかけては、2つの機関室となっている。
ここには、ロシア製高速ディーゼルエンジンを4基搭載。
操舵室はかろうじて残っているが、後部にあった居住区は損失している。
後部の弾痕。
弾痕が船首や船尾に集中しているのは、人がいないハズのこの箇所を威嚇射撃として狙っているからである。
目標追尾式遠隔機能(RFS)付20mm機関砲で撃っているとは言え、海で高速移動している中で、ものすごい精密な射撃だ。
船尾は観音扉となっており、内部には小型船が収納されている。
この観音扉が北の工作船の特徴だね。
格納庫内部。
ニュース映像ではあまり大きく見えなかったが、目の当たりにすると、思いのほか大きいのに驚く。
これが格納されていた小型船。
居住区の後部に設置されていた、14.5mm対空機銃。
ロシア製を推定されているが、詳細は不明。
工作船だけでなく、色々なものが回収されている。
まずは武器関係
自動小銃、ロケットランチャー。北朝鮮製と推定。
手榴弾、14.5mmの実弾、82mm無反動砲。
衣類関係
防寒服、金日成バッチ
通信関係
日本製のゴムボート。
武器は北朝鮮製が多いが、その他は他国のものがかりですな。
水中スクーターをはじめとする潜水グッズ。
偽装する為の刷板。
工作船以外の何程でもないですね。
しかも、中国船に見せるとは.....
この工作船は、東京地方検察庁によって、覚醒剤を密輸していたと認定されている。
ボランティアらしき説明員が数名おり、無料とは思えない程の展示館だった。
手頃なグッズでもあれば買うのだが、何の色気もセンスもない海上保安庁グッズしかなかったので、ここは何か考えてもらいたい。
募金箱があったので、ジュース1杯分入れておいた(セコっ)
小さい方の建物の前が、スケートリンクになってました。
なんだろ....この昭和チックな光景は(笑)
今回の目的は、赤レンガではありません。
赤レンガパークの海寄りにある施設、「海上保安資料館横浜館」へ向けて歩きます。
目的は、その施設の内の「工作船展示館」
2001年に九州南西海域にて起った工作船事件にて、自爆沈没した工作船が引き上げられ、展示されている資料館である。
引き揚げ後、しばらくお台場の船の博物館に野外展示していたものを、こちらに設置展示している。
海上保安庁の巡視船と工作船との銃撃戦の映像はかなり衝撃的だったのだが、
遠いところで起っている他人事のように感じられ、日本が置かれている状況を考えさせられた事件だった。
さっそく入ってみる
いきなりかよっ!
高速走行できるように船首がV型となっており、漁船からの改造ではなく、最初から特殊工作船として作られたようだ。
全体的に錆錆びだが、漁船に偽装するために塗られた青塗料が所々残っている。
また、船体には銃撃戦による弾痕が所々に見られる。
操舵部が見れるように階段が設置されており、細かい配慮がうれしい。
船体中央から前にかけては、2つの機関室となっている。
ここには、ロシア製高速ディーゼルエンジンを4基搭載。
操舵室はかろうじて残っているが、後部にあった居住区は損失している。
後部の弾痕。
弾痕が船首や船尾に集中しているのは、人がいないハズのこの箇所を威嚇射撃として狙っているからである。
目標追尾式遠隔機能(RFS)付20mm機関砲で撃っているとは言え、海で高速移動している中で、ものすごい精密な射撃だ。
船尾は観音扉となっており、内部には小型船が収納されている。
この観音扉が北の工作船の特徴だね。
格納庫内部。
ニュース映像ではあまり大きく見えなかったが、目の当たりにすると、思いのほか大きいのに驚く。
これが格納されていた小型船。
居住区の後部に設置されていた、14.5mm対空機銃。
ロシア製を推定されているが、詳細は不明。
工作船だけでなく、色々なものが回収されている。
まずは武器関係
自動小銃、ロケットランチャー。北朝鮮製と推定。
手榴弾、14.5mmの実弾、82mm無反動砲。
衣類関係
防寒服、金日成バッチ
通信関係
日本製のゴムボート。
武器は北朝鮮製が多いが、その他は他国のものがかりですな。
水中スクーターをはじめとする潜水グッズ。
偽装する為の刷板。
工作船以外の何程でもないですね。
しかも、中国船に見せるとは.....
この工作船は、東京地方検察庁によって、覚醒剤を密輸していたと認定されている。
ボランティアらしき説明員が数名おり、無料とは思えない程の展示館だった。
手頃なグッズでもあれば買うのだが、何の色気もセンスもない海上保安庁グッズしかなかったので、ここは何か考えてもらいたい。
募金箱があったので、ジュース1杯分入れておいた(セコっ)
ホント、昭和チックな光景ですね。
しかし、北の人間は我慢強いですね。こんな船でやってくるんだから。
by takechan (2010-02-23 22:20)
船体は近海漁業の船よりちょっと大きいくらいだから、
人数次第ではそんなに苦じゃないかも。
装備から見ると、軍の特殊舟艇と遜色ないのが恐ろしいです。
by ガンビー (2010-02-26 01:33)
おしゃれな観光スポットと思いきや・・・
違いましたね。さすがデス。
北の工作船ですか。村上龍さんの半島を出よでは、まず福岡に上陸
してますから、かなり興味あります。けどコワイっス。
by ノリパ (2010-02-27 16:48)
>ノリパさん
お台場に展示後のこの工作船の行方は知らなかったんですが、
偶然この展示館を知って、知った1時間後には横浜に向ってました(笑)
てっきり解体されたと思ってました。
もちろん、おしゃれスポットも堪能しましたよ。
by ガンビー (2010-02-27 23:30)