SSブログ

豊国神社(京都市東山区) [寺/神社]

京都市東山区にある豊国神社

豊臣秀吉が祀られている神社である。

1598年に63歳で亡くなった秀吉は、後陽成天皇から豊国大明神の神号を賜り、
阿弥陀ヶ峯の中腹に壮大な廟社が建てられた。
徳川家の世になると、廟社は破却され、神体は新日吉神社に遷座させられてしまったが、
明治になると、明治天皇より尊皇の功臣とされ、方広寺の大仏殿跡地に再興された。

この豊国神社には、伏見城から移築されたという唐門(国宝)があるとのことで、行ってみた。
toyokuni1.JPG
石造りの明神鳥居。
toyokuni2.JPG
鳥居辺りから見た唐門。
灯篭と松に囲まれた参道と黒と金色の唐門は、非常に絵になる。
伏見城のどこにあったものかはわからないが、御殿や居所の屋敷門だろう。
toyokuni3.JPG
秀吉らしい、荘厳な門だ。ケバケバしいまでの派手さはないけど。
この門は、伏見城から二条城、その後南禅寺の金地院を経てここに移築された。
門や透塀にぶら下がっているのは、ひょうたん型の絵馬。
秀吉といえば、ひょうたんだね。
この唐門までしか入れないので、実質ここが拝殿となる。
toyokuni4.JPG
唐門の前には、秀吉恩顧の大名が奉納した石灯篭が並ぶ。

神社の隣にある方広寺。
豊臣家滅亡のきっかけとなった梵鐘がこれ。
toyokuni5.JPG
鐘楼内に入れなかったので、「国家安康君臣豊楽」は見れず。
奈良の東大寺大仏殿を上回る巨大大仏殿があった当寺も、今はその面影はまったくない。
toyokuni6.JPG
当時を偲ぶのもは、境内入口の脇にある、大仏殿の石垣に使われた巨石だけである。


豊国神社


nice!(19) 
共通テーマ:旅行

nice! 19