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福山城(広島県福山市) [城]

福山城
広島城を中心に安芸と備後の47万石を治めていた福島正則が、除封した後に、
安芸には浅野氏が、そして備後福山には水野勝成が入封した。
西国の大大名への楔として、武闘派の水野勝成が選ばれたのは適切だったと思われる。
水野勝成は、黒田如水や加藤清正に従い、各地で転戦していただけでなく、豊臣系大名の築城術を間近で見てきた為、徳川方には珍しく、築城に長けた人物でもあった。
福山城は西国外様大名の監視を目的にしている為、最新築城技術が用いられ、また工期短縮の為に他の城からの建造物を転用した。
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5層5階の天守閣。
戦前まで現存していたが、残念ながら空襲で焼失。
この天守閣が現存していたのは、あまりに大きいので、壊すのにカネがかかるから放置されたからだ。
扁平率の低い層塔型天守なので、ちょっと暑苦しいシルエットである。
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天守閣の北側。
南側は、堀や屈曲した石垣、多くの櫓を配置して強固な縄張りだが、北側は川と小山があるとはいえ、非常にさっぱりしており、防御的には弱い。
そのため、天守閣の北面の壁には鉄板がビシッと張られていた。
他に例のない形態なので、これも復元すれば面白いと思うよ。
ま...福山市は、どうも観光資源に対して愛がないから、やらないだろうね。
あと、白塗装が所々剥げているから、定期的なメンテはしよう。
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天守閣と同様、市制50周年記念として、昭和41年にコンクリで復元された月見櫓。
伏見城から移築された櫓で、明治初期には破却された。
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御湯殿。
伏見城から移築された建物で、昭和8年に国宝指定を受けていたが、空襲で焼失した。
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鐘櫓。
修築、改築により、ほとんど旧態がわからなくなっているが、一応現存物件である。現在は、ソーラーパネルからの電源供給により、1日4回自動で鐘が鳴るようになっている。人手も掛からず、しかもエコでいいですね。
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筋鉄御門。国の重文。
壮大な櫓門だ。伏見城からの移築説があるが、定かではない。
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総二階造と言われる望楼型三重三階の櫓。
こちらは、名の通り伏見城からの移築で、こちらは解体修理時に「松ノ丸ノ東やくら」という墨書が発見されたので、
伏見城の遺構であることは間違いない。
全国各地に伏見城からの移築と伝わる物件が多々あるが、この伏見櫓は証明されている唯一の物件である。
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二の丸北側に移築されている、内藤家長屋門。
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JR福山駅が三の丸跡に建てられている為、新幹線が停車した際に、伏見櫓や天守が目前に見える。
ホームから見る一番インパクトある城だ。
個人的には、北側の鉄板は復元して欲しい。
異様なその姿はかなりインパクトあるし、なにより福山城ならではの姿だからだ。
もしやるとなって、募金でも募集したら、気持ち程度は出すよ。

福山城


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