小松城(石川県小松市) [城]
小松城 加賀一向一揆勢がここに築城したのが始まりで、その後村上氏、丹羽氏が居城した。 1600年に前田利長の支城となったが、一国一城令より廃城となる。 しかし1640年に前田利常の隠居城として、幕府から認可を受けて整備したのが今の小松城である。 明治になり廃城となり、堀はほぼ埋め立てられ、今は天守台と一部の石垣が残るのみである。 | |
天守台近くにある案内板。 梯川の蛇行によってできた沼地を利用した平城で、8個の島を曲輪とした渦郭式となっており、城地としては金沢城の倍の規模を誇った。 隠居城とは名ばかりで、本格的実戦城郭と言える。 | |
天守台。 この天守台には、天守代用の2重3階の数奇屋造の櫓が建っていた。 天守台の階段。 建物が残ってるに越したことはないが、石垣でも古代遺跡のような雰囲気が出てていい。 | |
草だらけの階段を登ってみる。 ・・・・・・・・・・・ あまり感動がない・・・・っす | |
天守台の階段脇にある、井戸跡。 | |
石垣は切込ハギ積み。 切込ハギは、石をできるだけ加工し、継ぎ目の隙間をなくなるようにした加工。 この加工は手間がかかる為、財力がなければできない手法である。 | |
明治になって、三の丸に小松懲役場が設けられ、囚人の仕事として城の取り壊しが行われた為、 ものの見事に破却されてしまい、城としての面影は全くない。 残念だ。 |
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