喜多見氷川神社(世田谷区喜多見) [寺/神社]
世田谷区喜多見の慶元寺の裏手に、喜多見氷川神社がある。 慶元寺同様、緑に囲まれた都会のオアシスなところだ。 この氷川神社は740年の創建と伝わるが、、延文年間に多摩川の洪水によって社殿が大破してしまい、 詳細な社史は消失してしまったという。 1570年の領主の江戸頼忠が社殿を改築した際の、棟札が残っている。 一の鳥居の右横に3つの石碑が建っている。 左より、戦没者慰霊碑(昭和54年建立)、忠魂碑(昭和4年建立)、戦捷記念碑(明治39年建立) | |
二の鳥居の石の明神鳥居。 背の低い鳥居で、縄が掲げてあるところで180cmちょっとくらい。 この鳥居は、1654年に喜多見重恒・重勝兄弟が奉納したもの。 | |
参道に並ぶ石灯籠。 灯篭の彫り物。 | |
大黒様、狛犬、玄武、天女(弁天か吉祥天)、龍。 | |
珍子石は、立石大神。付近から出土したものらしい。 右上)龍石、右下)禊戸 | |
拝殿。 1803年建立の社殿を、大正15年に奥殿として改修し、拝殿を追加新築し、社殿としていた。 その社殿も、昭和61年に惜しくも焼失してしった。 現在の社殿は、同年に再建されたもの。 | |
社殿左脇には、末社7社の合社と稲荷社がある。 合社の狛犬は、阿には宝珠、吽には角を持つ。どちらも唐獅子タイプ。 合社の左脇にあった崩壊した狛犬。こちらは1体のみ。 氷川神社社殿の狛犬は、ひょうきんな顔をしているのだが、逆光でうまく写真が撮れなかった。 さらに奥に男神像?と地蔵様。 | |
拝殿の右側には、社務所・神楽殿と続く。 神楽殿は昭和41年の建立。 | |
江戸時代には徳川家光から朱印神領を寄進されるなど大社である。 何度も言うが、氷川神社と慶元寺の緑地は、住宅街のオアシスで、古き良き原風景だよ。 |
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