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金地院(京都府左京区) [寺/神社]

前に東京タワーの目の前にある金地院を記事にしたので、今回は本家?京都の金地院を紹介する。
金地院は南禅寺の塔頭で、元は北区鷹峯にあったが、崇伝がこの地に移して再興した。
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高麗門の三門。金地院の三門というより、南禅寺と塔頭との境界門といったところ。金地院は、この門を潜って、正面の道の右側にある。
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今では、こちらが金地院の三門。四脚門。
崇伝は、1627年にここを大改築して、現在の寺観を整えた。
崇伝は、僧録司となって宗教界の取り締まりを担当し、金地院は幕末までその地位にあった。
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明智門と言われる唐門。
この門は1582年に明智光秀が母の菩提のために、大徳寺に建立したもので、明治初年にここに移築された。
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東照宮の中門。
屋根が破損しているのか、シートが被せられていた。
東照宮の拝殿。
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黒が非常にクールで、またかすれ具合がいい。
この東照宮は徳川家康の遺言により、1628年に造営された。
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拝殿の正面の小壁部に掛けられていた銅板。
東照大権現(家康)の本地仏である薬師如来。月光菩薩と日光菩薩も連れているので、薬師三尊像となっている。
拝殿の天井と欄間。
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天井の龍は、狩野探幽の筆。
欄間に掲げられた三十六歌仙(上段側)は、尊純法親王の筆。
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幣殿と本殿。
こちらは、拝殿と違い、極彩色。
極彩色が剥げてると、ちょっとチープだ。特に黄色ね。
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東照宮の脇門。
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脇門の戸。
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脇門を進むと、左側に開山堂が現れる。
堂内部の左右には、十六羅漢像が祀られている。
開山堂の向い立ち入り禁止の庭園となっている為、堂の全体は撮影ができない。
方丈の前の庭園、「亀鶴の庭」
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崇伝が家光のために作らせた庭で、小堀遠州作。
伝小堀遠州作の庭は多いが、はっきりと証明されている物件は少なく、ここは資料等はっきりと確定できるとのこと。
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方丈。
伏見城からの移築建築で、崇伝が家光から賜ったもの。
観光客だらけの南禅寺境内と違い、ここ金地院は人が少ないので、のんびり拝観できる。
特にこの方丈の廊下に腰を下ろして、のんびり庭を眺めるのは非常に清清しく、気持ちいい。
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境内を出て、東照宮の神門である随神門。
境内からだと、随神様見れないし、門の全容を拝めないので、境内を出た後に見ておきたい。
南禅寺に拝観して、ここをスルーは勿体無い。
「モッタイナイ」は世界に誇れる言葉なのだよ。

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