清泰寺(埼玉県さいたま市) [寺/神社]
武蔵野線東浦和駅からR463方面に進み、最初の信号で右に曲がり、見沼台通りをR463方面に行くと、左側に武田信玄の娘見性院の墓所、清泰寺がある。 | |
清泰寺は平安時代初期に、慈覚大師円仁(延暦寺3世座主)によって開かれたと伝わる。(説明板より) | |
本堂。 訪問したのは11月末なのだが、2008年は年末まで暖かかったので、まだ紅葉が見られた。 | |
鐘楼。 龍と狛犬が造形された梵鐘。 | |
鐘楼の横には石造の十三重の多重塔。 | |
見性院の霊廟。 見性院は武田信玄の娘で、武田一族の穴山梅雪の妻。 梅雪の死後、徳川家康の庇護を受けおり、2代将軍秀忠の4子幸松丸の養育にあたった。幸松丸は、高遠藩の保科正光の養子となり、保科正之と称した。 兄の家光の幕政を補佐し、高遠から山形、そして会津藩主となり、これが会津松平家の祖となるのである。 | |
この地、大牧は見性院の采地だったため、この清泰寺に葬られた。保科正之は、養母の死をいたみ、境内に霊廟を作ったが、その後霊廟は破損したので、1857年に会津藩によって墓石が建てられ、霊廟の門をここに移築した。 保科正之の大河ドラマをつくろうと盛り上がっているようなのだが....ドラマ的に1年もつ程のネタがあるかどうか... テレ東の年始ドラマがいいのでは。 | |
清泰寺の境内の周囲には、同形の庚申塔が349基並んでいる。 これらの庚申塔は、1783年と1860年の2回にわたって奉納されたもの。 並んでいる場所と、文字だけのシンプルな庚申塔なので地味な存在だが、意識して見ると結構圧巻だよ。 |
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