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松代象山地下壕(長野県長野市) [戦争遺跡]

戦争末期、東京は帝都機能は果たしておらず、本土決戦へ向けての司令部としては問題があった。そこで大本営を内陸部に位置する松代へ移転する計画を立てられた。
松代にある三山に作られた大本営は、終戦間近ということもあり、地下壕として作られたのだった。
三山のうち、象山は内部公開されている。この象山には、政府機関・日本放送協会・中央電話局が入る予定で、終戦時には8割方できていたという。
象山地下壕の全体と公開されている範囲。
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入口にはヘルメット着用となっているが、無くても入れる。
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入口。
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入口からしばらく下りが続く。
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側点跡。
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トロッコの枕木跡。
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削岩機で開いた穴。
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削岩機ロッドが刺さったまま残っている。
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部分的に補強して公開している。
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坑道は幅4mの馬蹄型。
象山地下壕は全長5700mで、公開されているのは約500mである。
平日の昼前に訪問したのだが、小学生の社会見学の集団や観光客など、人が結構いて驚いた。社会見学で、この地下壕から学べることは多いだろう。実際、広島で育った自分も、小学3年で平和記念館へ遠足で行ってかなり衝撃を受け、色々と考えさせられたものである。
舞鶴山の地下壕にも寄りたかったが工事中とのことで、公開されていなかった為、いづれまた訪れることとしよう。

参考文献:戦争遺産探訪 日本編 (文春新書)
戦争遺産探訪 日本編 (文春新書)

ぶらりんザムライ記事:広島大本営⇒広島城内の戦争遺

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