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宗参寺(新宿区弁天町) [寺/神社]

外苑東通りと早稲田通りが交差するところにサンクスがあるのだが、その1本手前の小道を早稲田駅方面へあるくと、そのまま宗参寺の参道となる。
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宗参寺は、大胡氏(後の牛込氏)の菩提寺。寺域は、大胡氏の館があった所とされる。大胡氏は、後北条氏の家臣になってから牛込氏を名乗り、後北条氏の滅亡後は徳川家の旗本となった。
江戸時代は、多くの堂宇が立ち並ぶ寺であったが、今はコンクリのビル型の本堂があるのみ。ちょっと寂しい。
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江戸初期の兵学者山鹿素行の墓。
林羅山から朱子学を、その後兵学や神道を学び、私塾を作って、山鹿流と言われる兵学、武士道を教えた。しかし、自らも学んだ朱子学を批判して、赤穂藩に流された。
赤穂藩と言えば、赤穂浪士だが、吉良邸討ち入りのときに、大石内蔵助が持っていた陣太鼓は山鹿流のものであった。赤穂城は甲州流で築かれているが、二の丸の虎口あたりは山鹿素行が手を加えたと言われている。素行が学んだ兵学は甲州流なので、基本的な思想は同じだろうけど。
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早稲田通りを神楽坂方面に歩くと宗柏寺がある。
御影石の立派な高麗門。
1631年に日意上人により開基される。1740年に将軍吉宗が御三卿が創設されたおり、第四子宗尹が一橋家の始祖となり、その祈願寺となったことで、寺運が高まり、大変賑わったという。
早稲田通りを神楽坂方面にあるくと、道がクランク状に曲がるのだが、ここが地蔵坂である。
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はっきりとした由来は不明らしいが、坂の近辺にあった地蔵堂と何か関わりがあったと思われる....と区の説明標識に書いてあった。

都内の寺社を歩く際は、何もなくてもできるだけ、写真を撮るようにしている。そのときには気づかないかもしれないが、家に帰って調べてる際に、何か発見があるかもしれないからだ。
が....今回はなぜだが、撮影枚数が極端に少ない。

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