戦艦大和ドック(広島県呉市) [戦争遺跡]
入船山記念館からR487を音戸の瀬戸方面へ歩いていくと、「歴史の見える丘」と名付けられたエリアがある。軍都呉の歴史を感じることができる貴重な場所である。 ただ....交通の便があまりよろしくないので、大和ミュージアムと連動して人の流れを作ってみてはどうだろうかと、思ってみたりする。 | |
海上自衛隊呉地方総監部庁舎。 旧呉鎮守府庁舎。 1907年に竣工した2代目の庁舎。 呉のみならず、広島に現存する代表的なレンガ建造物といえる。 中央ドームは空襲で破損。1999年に元の外観に復元された。 見学は日曜日のみなので、要注意。 平日行ったので、受付で申し訳なさそうに断られ、歩道橋から撮影したのが、この写真である。 | |
呉地方総監部庁舎より数分歩いた丘の上にある噫戦艦大和塔。 1966年に第30回大和進水日を記念して建てられた記念碑。大和の艦橋を模したオブジェで、左右に主砲徹甲弾も設置されている。 | |
旧呉海軍工廠礎石記念塔。 1982年に、当時残存していた旧呉海軍工廠の礎石を集めて建立されたもの。縁石は堺川にかかる二重橋に使用されてたもので、銘板台座石は旧鎮守府の庁舎建材が使用されている。 | |
旧呉海軍工廠礎石記念塔と並んで建てられている造船船渠記念碑。 1993年の建立で、旧呉海軍工廠造船船渠の壁石を使って、ドックに下りる階段を再現している | |
旧海軍工廠造船船渠。戦艦大和が建造されたドックは、三角屋根があるところ。 屋根は大和を建造してるのを隠すために設置されたもので、当時のまま。 ドックそのものは、埋められて現存していない。 | |
IHIの敷地内には、旧海軍工廠時代からのレンガ建造物がいくつかある。 | |
維持費等を考えてドックを潰したらしいのだが、このような歴史建造物は、公民一体となって維持できなかったのかと残念な気がする。現在の大和ミュージアムの盛り上がりを見てると、尚更である。 |