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駒込妙義坂地蔵尊(豊島区駒込) [江戸の風情]

JR駒込駅から本郷通りを上中里方面へ歩いていると、妙義坂の途中に道脇に地蔵堂がある。駒込妙義坂子育地蔵尊と呼ばれているものだ。
現在は城官寺の境外地蔵尊として祀られえているが、元は寛永8年に駒込の今井家が子孫繁栄を祈願して建立されたもの。
戦前は、24日の縁日に夜店が立ち並び、非常に賑わっていたが、空襲で堂は焼失した。
現在の堂は、平成18年に建立されたもの。
堂内には、右より如意輪観音、地蔵菩薩、供養碑が立ち並ぶ。
供養碑は一見道祖神かと思ったが、セーラー服を着ている。説明板を読むと、昭和8年にこの付近で交通事故で亡くなった仲良しの少女を供養するために建てられたものとのこと。
一人が宝珠、もう一人が錫杖を持っている。
この付近は、道筋にこのような堂や石仏がちょこちょこあるので、見逃さないように要注意だ。

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