信玄公墓(山梨県甲府市）

甲府市岩窪町の護国神社から歩いて5分程度のところに武田信玄の墓がある。
	閑静な住宅街の中にポツンとあるのだが、さすがに人気のある信玄公だけあって、訪問時はツアーの方々でごった返していた。 説明員の説明を聞き入っている隙に、さっと写真を撮った。一見人気が無さ気に見えるが、後ろには沢山人がいる。
信玄公の墓と呼ばれているが、正確には仮葬塚といったほうが正しいだろう。 信玄の死は秘匿とされ、葬儀が行われるまではここに葬られたとされる。 江戸時代(1779年)に、甲府代官の中井氏がここを発掘し、信玄の銘の入った石棺を見つけ、幕府に届けて、信玄公の墓と定めたという。その際、武田家旧家臣が石碑を立てて、現在に至る。 信玄は、恵林寺にて葬儀、埋葬が行われたが、死を秘匿としていた為、信玄の墓と呼ばれている場所は、全国に数箇所ある。
	信玄公の墓の道を挟んで向かいに河尻塚がある。信長の家臣である河尻秀隆が武田氏没落後、甲斐の領主となったが、威圧的に治めた為、本能寺の変の後、武田家旧家臣や農民の一揆を起こされ、ここに埋葬されたとのこと。 ゲートボール場の横にひっそりとあるため、ちょっとわかりづらい。

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