SSブログ

永心寺(新宿区須賀町) [江戸の風情]

かつて法恩寺と記事を書いていたが、永心寺の間違いでした。

山門は薬医門。
この後いろいろと歩いて気づいたのだが、この界隈の寺は、木造建築の山門自体があるところが少ない。

寄棟造りで入母屋破風の本堂。
破風の内部全体が塗籠(コンクリの塗装かも)というのが城建築っぽい。装飾は、蕪懸魚だけというさっぱり具合が、潔い。
懸魚とは、破風の上部に垂れ下がる装飾部材で、本来は棟木の先端を隠すものである。下に矢印のような形をしたものを蕪懸魚という。

非常にさっぱりとした感じのお寺だった。

名前修正のついでとは何ですが、いくつか画像を追加アップ。
eishin1.JPG
永心寺と松厳寺の間にある闇坂。
eishin2.JPG
この辺りでは一番急な坂だと思う。
昔、両寺の樹木が繁っていて、薄暗い坂だったのでこう呼ばれたという。
勝手な推測だが、この手の薄暗い坂で急だと、「暗闇(闇)」坂で、緩坂だと「幽霊坂」と呼ばれるケースが多いような...
今では木々はなくなり、明るい坂になってしまった。

2007.03.30 初稿
2008.12.27 訂正+画像追加
タグ: 江戸の坂
nice!(6) 

nice! 6